2012年04月17日

虚構の家  ~曽野綾子~

読み終えたとき衝撃が大きく、
心に重くのしかかるものがあり、久しぶりに眠れず、また、早起きでした。
寝坊助なのに。

解説によるとこの本は昭和48年「週刊明星」に連載され、
その後出版されたときベストセラーになったそうです。

内容は、お手伝いさんがいて優雅な専業主婦の話ではじまり、
自分とは住む世界が違う人たちの物語でした。

潔癖症の息子の言いなりになるくに子だけれど、
それも子を愛するが故で、
可愛いわが子が思うように育たない悩みはどの親も同じで、
(元気であればいいじゃないの)
という自分の思いさえも覆す驚愕の展開になっていきます。


もう一方は
厳しくて冷たい旦那と、
東大を目指す息子にお手伝い同様の扱いを受け、
苛められながらも抵抗せず、
これが家族としての処遇なのだと息子の前でさえ言いなりです。

完璧な主婦
すなおで言いなりな主婦が合格というのなら私など主婦失格の鬼嫁です。アセ・・

息子にあのような扱いを受けたら私は
「親に向かってなんだ!」
と、デッカクなった息子を見上げて怒鳴ります!!


けど、第三者として見るから言えることで、
また私も今だから言えるのですが
(結婚当初はダンナの親にすごく苛められ、それは昔から連鎖しているらしく、あの島の人はどうやらよそ者が嫌いらしい)
人は無意識のうちに洗脳されていく生き物なのかもしれません。

人騒がせなあの国の人たちも
どうしてクーデターを起こさないのか
ただ恐くて固まったままだろうか、
それとも
軍人だけには対応がいいのだろうか?
と、疑問が多いけれど早く目覚めてほしい。

話をこの本の解説に戻すと
誰もが虚構の家になり得るしこれは現実の家だ、と架かれていました。



同じカテゴリー(book)の記事
鴎外の子どもたち
鴎外の子どもたち(2021-05-15 19:28)


Posted by ゚+。:.sachi.:。+゚ at 14:04│Comments(0)book
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。